相続登記が必要な理由
相続の登記はしなければならないのか?
お亡くなりなになった方(被相続人)の財産の中に、不動産が含まれている場合、相続登記が必
要になります。
相続登記にいつまでにしないといけないという期限はありませんが、早めに済ましておかないと
いけない理由として次のようなものがあります。
1.時間が経つにつれて相続関係が複雑になります。
相続が発生した後、名義変更しないまま、何年も放置すると、相続人だった人が死亡し、相続人
の数が増え、相続関係がどんどん複雑になっていきます。その結果、顔も見たこともない相続人
が現れ、協議がまとまりづらくなるおそれがあります。
また、相続人が増えることによって、相続登記に必要な「戸籍謄本」「住民票」などの証明書を
集めるのにかなりの時間・手間・費用がかかることが予想されます。
2.登記名義を変えなければ売却、贈与できません。
相続した不動産を売却する場合や贈与する場合には必ず相続登記が必要です。
相続登記を放置していると、いざ処分したいときに、相続人間で話がまとまらなかったり、相続
人のお1人が認知症になってスムーズに処分できないことがあります。